2016年5月19日木曜日

【Steam】 「友達の猫を探しに」盲目の少女の世界を表現した異色アドベンチャーゲーム『Beyond Eyes』

1:TwilightSparkle ★2016/05/13(金) 21:04:02.01 ID:CAP_USER.net
2016年05月13日 18時00分更新

 PCゲームのダウンロード販売サイト『Steam』から、面白いゲームを発掘して紹介するレビュー連載。第31回は、目が見えなくなった少女を操作して猫を探すアドベンチャーゲーム『Beyond Eyes』を紹介する。

 目が見えない状態でどうやって少女を操作するのかと疑問に思われるだろうが、プレイ時は少女から半径1メートルくらいの景色が描写されるようになっている。つまり「目が見えない」は「遠くが見えない」状態だと思ってくれていい。

 ただし、それだけだと今度は"暗闇系アドベンチャーゲーム"と同じになってしまうため、このレビューではそのあたりの"描写の違い"も説明していきたい。

 ひとまず、本作では「新たな表現が楽しめる」ことを先にお伝えしておこう。

■日本語化MODあり

 Beyond Eyesはあまり文章のないゲームではあるものの、日本語に対応していない。そこでまずは日本語化MODを導入しよう。

 日本語化MODはブログ『月が綺麗ですね』を運営している"そめぃけ"氏が公開しているぞ。

月が綺麗ですね: お年玉(Beyond Eyes)

 筆者もありがたく導入させて貰った。エイゴニガテナンデス。

■目が見えなくなった女の子

 プレイヤーが操作をする主人公の女の子の名前はレイ(Rae)。レイは、あるとき花火の事故によって目が見えなくなってしまう。つまり、後天的に目が見えなくなった。

 目が見えなくなってからのレイはひとりぼっち。そんなときに現れたのが猫のナニ(Nani)だ。家の前のベンチに座っているレイのもとをたびたび訪れてくれるナニだったが、冬を境にほとんど来なくなってしまう。

 そして季節は春。会いにきてくれなくなったナニを探しに、レイは外の世界へと足を踏み出すのであった。

■見えない少女が見る世界

 目が見えないレイだが、その視力は想像力によってサポートされる。目が見えない分、耳が発達しており、音を聴くことでレイは周りに何があるのかを想像する。そして画面にはその想像の世界が映し出されるというわけだ。

 一方、音が届かない部分は何も見えない白い世界になっている。これが暗闇だとホラーゲームだっただろうが、白のため「目が見えない」ことについての恐怖感はあまりない。そのため、プレイヤーはレイが思い浮かべた風景を穏やかに楽しめる。

 とは言え、今"見えている"世界が正しい姿とは限らない点には注意しなければならない。目が見えないためゆっくりと歩くレイだが、通れると思ってようやくたどり着いた道に突然、壁や柵が出現することがしばしばある。

 レイが音で「たぶんこうだろう」と思っていても、近づいてみると実際は違っていたというわけだ。パッと見は通れるように見えても、かなり遠回りしないと目的の場所まで辿りつけないことはざらだ。

 また、音により危険を察知するため、怖い音がしている方向にも近づけない。これはプレイヤーをうまく誘導するための仕掛けなのだが、怖い音が聞こえてきたときの世界の変化にも注目して欲しい。

■美しき世界を堪能しよう

 それにしても注目すべきは水彩画のような美しい世界だ。盲目の世界がこういうもの、というわけではなくそう描かれているだけだが、プレイヤーの行動によって変化していく世界は見るべき価値がある。

 この世界は見ている人の感情によって、美しいものにも恐ろしいものにも変化する。本作はそのことを表現したグラフィックを堪能できるゲームなのだ。

 一方で"ゲーム性"となると評価がしづらい。グラフィックの描写や盲目をテーマにした世界の変化、ストーリーはなるほどと頷けるのだが、「はたしてこれはゲームなのか?」と問われると答えに詰まる。

(続きや関連情報はリンク先でご覧ください)
引用元:アスキー
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